給料・年収

看護師の時給相場はいくら?パート・派遣・単発の違いと時給が高い仕事・扶養内の目安

更新日:2026/09/08 読了目安:約7分 執筆:看護リーチ キャリアアドバイザー

看護師のパート時給は1,500〜2,000円前後、派遣は1,800〜2,500円前後が目安。雇用形態や地域による時給の違い、時給が高い仕事の特徴、扶養内で働くときの年収の壁と考え方をキャリアアドバイザーが解説します。

「パートで復帰したいけれど、時給の相場が分からない」「派遣のほうが時給は高いと聞くけれど、何が違うのか」。子育てや介護、体調との兼ね合いで時間を区切って働きたいとき、時給の相場を知っておくと求人の良し悪しを判断しやすくなります。看護師の時給は雇用形態や職場、地域によって1,300円台から3,000円近くまで幅があり、同じ「パート」でも仕事内容次第で大きく変わります。この記事では、雇用形態別の時給相場、地域差、時給が高い仕事、扶養内で働く場合の考え方を整理しました。

看護師の時給相場(パート・派遣・単発)

雇用形態別の時給の目安は次の通りです。地域や経験で幅がありますが、看護師のパート時給は一般的なパート職と比べて高く、専門職としての水準が保たれています。

雇用形態時給の目安特徴
パート・アルバイト(正看護師)1,500〜2,000円前後職場に直接雇用、シフトの融通が利きやすい
パート・アルバイト(准看護師)1,300〜1,700円前後正看護師より200〜300円ほど低い傾向
派遣1,800〜2,500円前後派遣会社に雇用、時給は高いが賞与・昇給なし
単発・スポット1,800〜3,000円前後健診・イベント・夜勤単発など、1日単位
夜勤専従パート1回3万〜4万円前後時給換算で2,000円超になることが多い

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」から算出すると、看護師の平均月給約35万円前後は時給換算で約2,000円強に相当し、パートの時給相場はこれよりやや低めの水準にあります。派遣や単発は、賞与や昇給がない代わりに時給に上乗せされていると考えると分かりやすいです。

看護リーチ掲載求人の統計(2026年11月8日時点)では、パート・アルバイトの求人が12,886件掲載されています。時給は求人票に下限〜上限で記載されることが多く、上限は経験年数や資格による加算を含んだ金額です。

時給の地域差

時給にも月給と同じく地域差があります。傾向としては、都市部ほど時給が高く、地方はやや低めです。

  • 首都圏・関西圏の都市部:1,700〜2,200円前後
  • 地方中核都市:1,500〜1,900円前後
  • 人口の少ない地域:1,300〜1,700円前後

ただし、地方でも人手不足の施設や訪問看護は都市部並みの時給を提示することがあります。また、最低賃金の引き上げに伴い、地方の時給も年々上がっている傾向です。

時給が高い看護師の仕事

同じパートでも、仕事の内容によって時給は大きく変わります。時給が高くなりやすい仕事の特徴を整理します。

訪問看護

1件あたりの訪問単価で時給換算する事業所も多く、1,800〜2,500円前後が目安です。移動時間の扱い(時給が発生するか)は事業所で異なるため、確認が必要です。

透析クリニック

専門性が求められるため、時給1,800〜2,300円前後と高めです。経験者であれば、日勤のみで効率よく稼げる職場の一つです。

美容クリニック

時給1,800〜2,500円前後で、インセンティブが付く職場もあります。接客要素が強く、勤務は土日を含むことが多い点は事前に確認しましょう。

夜勤専従・夜勤単発

1回3万〜4万円前後で、拘束16時間として時給換算すると2,000円を超えます。週1〜2回の夜勤で月10万〜15万円程度の収入を得る働き方として選ばれています。

健診・イベントの単発

健診センターや企業健診の単発は、時給1,800〜2,500円前後が多く、採血やバイタル測定が中心で負担が比較的軽いのが特徴です。春〜秋の健診シーズンに集中して募集があります。

仕事時給の目安向いている人
訪問看護1,800〜2,500円自分のペースで動きたい、在宅に関心がある
透析1,800〜2,300円透析経験者、日勤でしっかり稼ぎたい
美容クリニック1,800〜2,500円接客が苦にならない、土日勤務可
夜勤専従・単発換算2,000円超日中を空けたい、短期間で稼ぎたい
健診の単発1,800〜2,500円単発で気軽に働きたい、ブランクがある

アドバイザーのひとこと 時給の高さだけで選ぶと、移動時間が時給に含まれない訪問看護や、休憩が取りにくい外来などで「実質の時給」が下がることがあります。相談を受けたときは、時給に加えて「1日の拘束時間で割った実質時給」を一緒に計算するようにしています。

扶養内で働くときの考え方

配偶者の扶養に入りながら働く場合、年収の「壁」を意識する必要があります。看護師は時給が高いため、少ない時間で壁に到達しやすく、勤務時間の設計が大切です。

年収の壁内容時給1,800円の場合の月の労働時間目安
103万円所得税がかかり始める約48時間(週12時間程度)
106万円一定規模の職場で社会保険加入の対象になる約49時間
130万円配偶者の社会保険の扶養から外れる約60時間(週15時間程度)
150万円配偶者特別控除が段階的に減り始める約69時間

税制や社会保険の制度は改正が続いているため、最新の条件は勤務先や自治体で確認してください。一般的な考え方として、次の2つの方向があります。

  1. 130万円以内に収める:週2〜3日、1日5〜6時間程度の勤務が目安。社会保険料の負担がなく、手取りの効率がよい
  2. 壁を超えてしっかり働く:年収160万〜180万円以上を目指すと、社会保険料を払っても手取りが壁の内側より増えやすい。将来の年金にも反映される

看護師は時給が高いため、「扶養内に収めるために勤務時間を減らす」より、「壁を超えて週4日程度働く」ほうが世帯収入で見ると有利になるケースが多いです。ご家庭の状況や配偶者の勤務先の手当(配偶者手当の支給条件)も含めて検討しましょう。

アドバイザーのひとこと 扶養内希望の方には、「時給が高い仕事を短時間」と「時給は普通でも通いやすい職場を安定して」のどちらが合うかを最初にお聞きします。子どもの急な発熱で休みやすいかどうかは、時給の数百円の差より生活への影響が大きいからです。

よくある質問

Q. 看護師のパートの時給はいくらが普通ですか?

正看護師で1,500〜2,000円前後、准看護師で1,300〜1,700円前後が一般的な相場です。都市部や訪問看護・透析などの専門分野では2,000円を超える求人もあります。

Q. 派遣とパートはどちらが得ですか?

時給だけなら派遣のほうが高い傾向です。ただし派遣は賞与や昇給がなく、契約期間の制限もあります。長く同じ職場で安定して働きたいならパート、短期間で効率よく稼ぎたいなら派遣、と目的で選ぶのが基本です。

Q. ブランクがあっても時給は下がりませんか?

求人票の下限の時給からスタートすることが多いですが、経験年数が考慮される職場もあります。ブランク・未経験可の求人は研修体制が整っていることが多いので、まずはそこから復帰し、慣れてから時給の高い職場に移る方法も有効です。

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タグ:時給 派遣 ママナース

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